実は、私は去年末ぐらいに 日本興亜損保 から追加の支払いをしてもらいました。
というのも、数年前に起こした車との接触事故にて、通院費、及び慰謝料の一部が未払いになっておりその支払いを完了させたいというものでした。
(私的にはぶつけられた感一杯で、えらく腹が立った事故です。)

事故を起こして始めて知ったのですが、人身系の通院費や慰謝料と、物損系の車両修理費は別の事業部が担当しているらしくえらくめんどくさいんですよ。
物損の方が額が大きかったのですが修理屋さんと保険屋の仕組み上の問題か思うような対応をしてもらえず、交渉にかなりの労力を費やしやっとのことで支払いをしてもらいました。

仕事も忙しい時期(まあ、年中ですけど)だったので、人身の方は一部未払いがあることを知りつつ額もたいしたことないんで放っておいたんですが、それを通知(郵便と電話での連絡)し支払いをしてくれたんです。

私的には、かなりこの保険会社を見直しました。
昨今の保険屋バッシングのおかげってのはあるでしょうが、真摯に受け止め対応してくれるのはやはり嬉しいものです。

翻って今回の記事を読むとこんなことが書いてありました。
日本生命と明治安田生命では不払い調査に加えて、保険料を滞納して失効した契約者に支払う失効返戻金の支払い漏れについても調査を実施。日本生命で30万1299件(52億円)、明治安田生命で4万5576件(7億円)の支払い漏れが判明した。
第一生命と住友生命では、これまでに十分な請求の案内をしてきたとして調査を実施しなかった。
(産経新聞 http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20071006064.html より)

私的には、この第一生命と住友生命の対応はかなり疑問です。

確かに、内部で調査をし支払いをしていく事は、回収のめどがないことにコストをかけることになるので難しくとは思います。
収益が増える活動でもないわけで、中間管理職の人がこれに対し対応すると決断することは難しいでしょう。
となると、この記事=その会社のトップの考え方=その会社の思想
と捉えられなくもないかな?と思いました。

で、ここまでは記事に対する単なる感想なのですが、こういった報道を受けて消費者である我々はどういう行動をとるのか?というのが少し疑問になりました。

第一生命、住友生命に加入している人は、保険会社を変えるでしょうか?
三大疾病特約に入っている人は解約するのでしょうか?

もちろん、単に一新聞社が書いている記事を鵜呑みにして行動をきめるのは、マスメディアに踊らされているだけになるでしょうが、自分リスクヘッジのために入っている保険に対して、もう少し興味と理解をもち、ある程度勉強した上で、本来かけるべき費用をしかるべき所に払うという習慣が各個人にあれば、業界自体がこういう体質を改善していくのではと思いました。

私は、別に保険屋の回し者でも目の敵にしているわけでもないですが、淘汰され統合を繰り返してきた銀行と比べて、治外法権的になっている生保業界は、もう少し消費者から厳しい目で見られても良いんではないかなと思っていたので、この記事にじょうじて意見を書いてみました。

えっ?じゃあお前はどんな保険に入っているのか?ですか?

いや、一般の人にはあまり受け入れられないっぽいんで、大きな声ではとても言えません。
興味を持った人は直接お尋ね下さい。
(とはいえ、入っていない訳ではないですよ。)

(107104)

コメント

nophoto
アヒル大王
2007年10月7日16:18

私は何年か前に急性腸炎で入院した後に通院したかどうか問い合わせがあったのを放っておいたら、かなり何度も問い合わせが来ました。確認したかったようです。

大谷龍
大谷龍
2007年10月10日19:37

ちゃんと確認したって記録が必要なんでしょうね。
いいことですよね、そういうことしてくれるのは...

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